福岡県で産業医を探したいけれど、どのように見つければ良いのかわからない、報酬相場もよくわからないといった悩みを抱えている方もいるでしょう。産業医は探し方によってかかるコストが変わるため、どのような探し方があるか、報酬相場はどのくらいかなどを理解してから検討すべきです。
本記事では、福岡県の産業医事情や産業医紹介会社の選び方について紹介します。産業医の報酬相場など事前にチェックすべき項目についても解説しますので、最後までご覧ください。
産業医選任やオンライン・訪問面談、職場巡視、
衛生委員会の立ち上げ・運営など産業医と産業看護職2名体制で支援
福岡の産業医の規模
厚生労働省の調査によると、2022年時点で福岡県の医師数は1万6,722人であり、全国の医師数の約4.9%を占めています。そのなかで、福岡県で実際に活動している産業医数は約1,572人と推定されます。
算出方法は以下のとおりです。
福岡県の実働産業医数 = ①全国の実働産業医数 x(②福岡県の医師数 / ③全国の医師数)
① の実働産業医数:3万4,166人(2022年時点)
② 福岡県の医師数:1万6,722人(2022年時点)
③ 全国の医師数:34万3,275人(2022年時点)
では、産業医の需要はどうでしょうか?結論からいうと、需要はあるといえます。その理由は大きく分けて以下の2点が挙げられます。
01
事業場数に対して、産業医数が不足している
常時50人以上の労働者を使用する事業場は、産業医の選任が法律で義務づけられています。(労働安全衛生法第13条第1項、労働安全衛生法施行令第5条より)
企業内でも事業場ごとに常時使用する労働者が50人以上いる場合は、それぞれ産業医を選任する義務があることになります。
2021年の福岡県の調査では、50人以上の労働者を使用している事業場は約6,770事業所でした。先述した産業医の人数と比較すると、産業医1人当たりで約4.3事業所を対応することになります。
02
うつ(躁うつ)病の患者数が増加している
2023年度の精神保健福祉審議会の資料によると、福岡県における精神疾患の患者数は前回調査時に比べて増加しています。
過重労働やメンタルヘルス対策が企業や事業者にとって重要な課題であり、産業医はその課題に取り組むために重要な役割を担っているため、企業・事業者から産業医への需要は高まっているといえるでしょう。
【あわせて読みたい関連記事】福岡の産業医の報酬相場
産業医選任を検討する際に、事業者や企業担当者が最も気になることが「産業医の報酬」についてではないでしょうか?
産業医の報酬については、国や都道府県の医師会であまり明記されておらず、福岡県医師会にも公表はされていません。報酬は産業医の雇用形態(専属・嘱託)、経験年数、勤務日数、事業場の規模や地域によって大きく異なるためです。
福岡の専属産業医の報酬相場
専属産業医とは、事業場に常勤で勤務する産業医のことです。週3〜5日の勤務が目安になりますが、企業によって勤務日数は異なります。
相場報酬は、週3〜4日の勤務で年間1,200〜1,500万円程度ですが、産業医の経験年数や職務内容、事業場の規模などでも異なるため、目安としてとらえておくとよいでしょう。
福岡の嘱託産業医の報酬相場
嘱託産業医とは、事業場に非常勤で勤務する産業医のことで、基本的に月に1回程度の勤務となります。
- 50人未満75,000円〜
- 50〜199人100,000円〜
- 200〜399人150,000円〜
※ストレスチェックや健康診断の実施、予防接種などの費用は含みません。また、専門性に応じて基本報酬額に加算を行うことが妥当と考えられます。
【あわせて読みたい関連記事】産業医における福岡市とそのほかの地域との地域差
福岡県には21万530の事業所があり、これは全国で7番目に多い数です。市町村別でみると、福岡市が県全体の35.6%を占め、最も多くなっています。
地域によって集中している業種や男女構成に違いがあり、地域の特徴に合った産業医を探す必要があります。
例えば、博多駅・天神駅を中心としたオフィス街がある福岡市では、メンタルヘルス対策が産業医に求められるケースが多いでしょう。一方で、それ以外のエリアでは、就業判定や長時間労働者への面談など、通常のコンプライアンス対応が求められるケースが多い傾向にあります。
>>【無料】産業医を初めて選任する企業様向けのガイドブック。
産業医の探し方や必要書類などの産業保健基礎知識をつけたい方はこちら
福岡での産業医の探し方
自社にとってどの方法が適しているか、以下の6つのメリット・デメリットを比較して検討してみましょう。
福岡の医師会からの紹介
メリットは事業場の近隣の産業医を紹介してもらえる可能性が高いことです。ただし、医師会が行うのは「紹介のみ」であり、産業医への依頼や交渉は自社で行わなければならない点はデメリットといえるでしょう。
福岡の健診機関からの紹介
日頃から利用している健診機関であれば、会社の状態を理解してもらいやすく、連携がスムーズです。一方、健診機関によっては産業医がいない場合や、ニーズに合わなくても断りにくいといった面があります。
福岡の地域産業保健センターの活用
労働者数50人未満の小規模事業者が対象です。無料で産業保健サービスを受けられるためコスト負担が軽減されますが、50人以上の事業場は利用できません。
産業医紹介会社の活用
産業医を探す時間や労力が大幅に削減できるのが最大のメリットです。ニーズに合った医師をマッチングしやすく、交代の際も仲介してくれます。費用はかかりますが、事務作業の代行サービスなどを含めて総合的に判断しましょう。
産業医科大学へ問い合わせる
北九州市にある産業医科大学では、専門的な産業医学教育が行われています。一貫した教育を受けた卒業生の紹介を受けられるため、質の高い産業医活動が期待できます。
会社で取引のある税理士や社労士事務所に相談する
社労士は労働問題の専門家であり、産業保健活動とも密接に関係しています。日頃の信頼関係がある顧問先に相談してみるのも一つの手です。
【あわせて読みたい関連記事】福岡産業保健総合支援センターとは
産業保健関係者を支援し、事業主に対し職場の健康管理への啓発を行う施設です。具体的な活用方法には以下のようなものがあります。
地域産業保健センター(地域窓口)の活用
49人以下の事業場を対象に、健康診断結果の意見聴取や医師による面接指導を無料で行っています。回数制限があるため、事前に確認が必要です。
メンタルヘルス対策支援
産業カウンセラーなどが相談に応じ、職場訪問による導入支援も行っています。ただし、医師による診断や治療は行えない点に注意しましょう。
治療と仕事の両立支援
病気を抱えながら働く労働者が、治療と仕事を両立できるよう支援する取り組みです。啓発セミナーや個別相談を無料で受けることができます。
気になる福岡の産業医の研修会事情
産業医は技術や知識の維持・向上のため、定期的に研修会を受講しています。福岡県医師会では、基礎研修や生涯研修が福岡県医師会館などで定期的に開催されています。
2026年も1月や3月に研修会が行われており、未認定医や更新が必要な医師が参加します。近年では感染症の影響等で開催状況が変わることもあるため、定期的な確認が必要です。
福岡の産業医探しは「リモート産業保健」におまかせ!
福岡県内で産業医を探す際におすすめなのが、エス・エム・エスの「リモート産業保健」です。
-
POINT
-
【1】安心・手厚いサポートを業界最安値価格で 月額3万円から、産業医訪問やストレスチェック代行、衛生委員会サポートまで網羅。 -
【2】人事労務の業務負担を大幅軽減 産業看護職が企業担当としてつき、事務作業や議事録作成、面談調整などを支援します。 -
【3】課題に合わせた柔軟なカスタマイズ 訪問とリモートを組み合わせ、拠点が複数ある場合や50人未満の事業場にも対応可能です。
「リモート産業保健」では、福岡県内の企業様のニーズに合わせた産業医のマッチングを行い、最短14日以内での紹介が可能です。
まとめ
福岡の産業医事情として、産業医が不足していることに加え、うつ病患者が増えているのが現状です。さらに、博多駅や天神駅を中心としたオフィス街とその他の地域では、求められる業務が異なってきます。
自社のニーズだけでなく、地域の特徴にも合った産業医を選ぶことが重要です。効率的かつ確実に適切な医師を見つけたい場合は、「リモート産業保健」のような紹介サービスの活用をぜひご検討ください。
産業医と産業看護職の2名体制による支援で、産業医面談はもちろん、「ストレスチェック」や「衛生委員会の支援」など、人事労務担当者様の産業保健業務の負荷を大幅軽減し、従業員の健康をサポートします。産業医の選任・交代をご検討の方にもおすすめの1冊です。



