産業医の相場はどのくらい?産業医の種類や探し方によって違いも!

産業医 相場

この記事の監修者

産業医や産業保健師など産業保健分野で活躍する専門家チーム

サンチエ編集部

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専属産業医と嘱託産業医の報酬相場をご紹介!報酬の差が出るポイントも

産業医と契約するにあたって、専属産業医と嘱託産業医の報酬がどれくらいなのか相場が知りたいですよね。産業医の報酬は、働き方により幅広く設定されていますのでしっかり確認しましょう。

まずは、専属産業医の報酬について紹介します。一般的に大企業勤務の専属産業医の平均年収は、週1回の勤務で年収300万円から400万円程度といわれています。専属産業医の勤務日数は週3~5日とされることが多いため、最大週5日勤務した場合は年収1500万円をこえることが考えられます。

専属産業医については、勤務日数が多いほど報酬は高額になるといえるでしょう。なお、専属産業医は常時1000人以上の労働者がいる事業場と、有害業務に従事している労働者が常時500人以上いる場合に選任しなければなりません。そのため大企業である可能性が高く、嘱託産業医と比べると報酬も比較的高く設定されていることが考えられます。

つぎに嘱託産業医の報酬についてです。嘱託産業医の報酬額は、業務内容や勤務時間が企業によって異なるため、その内容に応じて変動します。必要とされる業務内容や勤務時間は労働者数に応じて判断されることがあるため、ここでは労働者数に応じた嘱託産業医の報酬額を紹介します。

日本橋医師会が嘱託産業医に対して行った報酬基準額の調査結果では、産業医業務を実施している医師が適当と考える基本報酬額について、労働者50人未満の場合は基本報酬月額75,000円以上、最大人数である600~999人では250,000円以上とされています。

この結果から、従業員数が多いほど報酬が高く設定されているといえるでしょう。なお、基本報酬額の中にはストレスチェックや健康診断の実施、予防接種などの費用は含まれていないため、実施する場合には別途費用がかかるのが一般的です。

産業医の探し方は?方法によって費用も変わります!

産業医を選任したくても身近に産業医がいない、どのように探せばよいかわからない・・・そんな方のために、産業医の探し方を紹介します。

まずは、健康診断を実施している医療機関や地域の医師会から産業医を探す方法です。医師会は地域の開業医を把握しているため、近くの産業医を紹介してもらえる可能性があります。紹介後は直接契約となることが一般的です。1回ごとに訪問手数料が発生する場合や、業務内容によって報酬の上乗せを設定している場合もあり、事前に契約方法や地域での報酬相場を確認しておくことが必要でしょう。

つぎに、地域産業保健センターに紹介を依頼する方法です。地域産業保健センターでは、労働者数50人未満の小規模事業場の事業者や労働者に対して、長時間労働者の面接指導の相談や個別訪問による産業保健指導など、労働安全衛生法に定められた産業保健サービスを原則無料で提供しています。

産業医を紹介してもらう場合も無料で利用できますが、従業員50人未満の小規模事業所が対象であるため、産業医の選任義務のある事業所では対象外となり注意が必要です。

最後は医師の紹介会社に依頼する方法です。紹介手数料などの初期費用は発生しますが、その後の業務については見積もりが可能であり、コストを把握しながら企業に合ったサービスを組み合わせて活用することが可能です。また、ほかの方法と比べると多くの産業医が登録しているため、企業に合った産業医を紹介してもらうことができるでしょう。

さらに、産業医との契約の際には紹介会社に条件面の調整を任せることができたり、選任後、産業医に対して要望がある場合などはサポートを受けられることも紹介会社ならではのメリットといえるでしょう。

【医師の方向け】産業医になるには?必要な要件をご紹介!

産業医は医師であることに加えて以下のいずれかの要件を満たす必要があり、より専門的な知識が必要とされています。

(1)厚生労働大臣の指定する者(日本医師会、産業医科大学)が行う研修を修了した者
(2)産業医の養成課程を設置している産業医科大学その他の大学で、厚生労働大臣が指定するものにおいて当該過程を修めて卒業し、その大学が行う実習を履修した者
(3)労働衛生コンサルタント試験に合格した者で、その試験区分が保健衛生である者
(4)大学において労働衛生に関する科目を担当する教授、准教授、常勤講師又はこれらの経験者

【引用:厚生労働省 産業医の要件】

現時点で要件を満たしていない場合でも、研修を修了したり試験に合格したりすることで産業医として働くことは可能です。たとえば、日本医師会の「日本医師会認定産業医」制度の場合、所定のカリキュラムに基づく産業医学基礎を50単位以上修了する必要があります。

また、産業医科大学の研修では「産業医学基本講座」として、大学所在地の北九州市では4~5月の約2カ月間、東京では6月~10月の約5カ月間、講座を開いています。

産業医の資格取得を希望する医師が増加していることから、新たな取り組みとして産業医科大学と日本医師会が共同で研修会の東京集中講座を実施することも決まっています。

臨床と両立しながら研修を受講することや試験勉強をすることは容易ではありませんが、興味のある方は新しいフィールドに挑戦してみてはどうでしょうか。

【医師の方向け】求職中の方必見!嘱託産業医の相場や報酬UPの条件とは

アルバイトや副業としても人気の嘱託産業医は、事業場の従業員数に応じて報酬が変動するため、従業員数の多い企業で勤務することで報酬をアップさせることが可能です。

企業訪問については回数や所要時間に応じて料金設定がされている場合があるため、契約時には企業の求める訪問頻度などを把握しておくとよいでしょう。また、ストレスチェック、健康診断の実施、予防接種などは契約時の基本報酬に含まれていないことが一般的です。こうした追加の業務を行うことや、企業への訪問回数が増えるような場合には別途手数料が発生するため、報酬金額を上げることができるでしょう。

なお、現在はメンタルヘルスケアの対策に力を入れている企業も多く、精神科医としての経験がある場合には、一般の産業医の報酬よりも高額な報酬が設定されている場合もあるようです。報酬を決定する前に、臨床での経験や得意分野についても忘れずに伝えるようにしましょう。