宮崎で産業医を探したい!報酬相場やおすすめの紹介会社をチェック!

産業医 宮崎

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産業医や産業保健師など産業保健分野で活躍する専門家チーム

サンチエ編集部

産業医の役割とは

早速結論ですが、産業医の役割は従業員の健康管理と職場の環境管理を行い、健康で安全に働けるよう、企業や従業員へ意見や指導を行うことです。

近年、人々がワークライフバランスを整え、多様な働き方で、長く健康的に働けるよう、国は働き方改革を進めています。

そんな中、過重労働による心身の病気の発症や自殺、死亡災害の発生等、改善しなければならない課題が多く残っているのが現状です。

実際に、令和2年度の労働安全衛生調査における事業所調査によると「メンタルヘルス不調により連続1ヵ月以上休業した労働者または退職者がいた事業所の割合」は9.2%と前回調査より減少はしているものの、まだまだ改善が必要な状況です。

また、労働災害による死亡者数も令和2年度は802人も発生しており、こちらも減少しているものの死亡災害が発生してしまっている状況には変わりありません。

企業には、労働基準法第5条に基づいた安全配慮義務が課されています。この義務によると、従業員が生命・身体の安全に配慮して業務を行えるように配慮しなければなりません。

そのため、業務に伴う病気の発症や怪我、死亡事故等が発生した場合、企業側の安全配慮義務に問題がなかったのかが焦点となり、不十分と判断されると損害賠償請求の対象となりえます。

この安全配慮義務は職種や業務の内容、業務を行う場所等、具体的な状況に応じて課されます。さらに、近年では精神疾患や職場内でのいじめ・パワハラ等の被害を未然に防止することも安全配慮義務の内容として企業は行わなければなりません。

このように、企業は法律に基づいて、従業員の心身の健康と安全を守り、継続勤務できるよう、多くの対応を行わなければなりません。労働安全に関する法律を全て網羅して、対策を行うこと自体は企業内で可能かもしれませんが、従業員の健康状態を正確に理解し、業務を行う上での措置を検討するには医学的な専門知識が不可欠です。

つまり、企業が安全配慮義務を果たすために重要な役割を担うのが「産業医」なのです。では、具体的に産業医はどのような仕事を行うのでしょうか?

労働安全衛生規則第14条第1項に基づき、法律上9つに分類されています。

①健康診断の実施とその結果に基づく措置
②長時間労働者に対する面接指導・その結果に基づく措置
③ストレスチェックとストレスチェックにおける面接指導その結果に基づく措置
④作業環境の維持管理
⑤作業管理
⑥上記以外の労働者の健康管理
⑦健康教育、健康相談、労働者の健康の保持増進のための措置
⑧衛生教育
⑨労働者の健康障害の原因の調査、再発防止のための措置

独立行政法人労働者健康安全機構 「中小企業事業者のために産業医ができること」より引用

例えば、健康診断やストレスチェックの実施後、産業医の面談が実施される場合があります(結果や本人の希望による)。その面談で、産業医が就業上問題がある、と判断した場合、企業に意見を出すことがあります。

また、月に1度(所定の条件を満たせば2ヶ月に1度)、産業医は職場巡視を行い、職場の環境や作業内容を実際に見ることで安全や衛生上の問題点を見つけ、企業側や従業員に意見や指導を行い、改善を図ります。

上記はあくまで一例のため、さらに詳しい業務内容が知りたい場合は厚生労働省や医師会のHP(ホームページ)を確認してみましょう。

産業医はこのように重要な職務や役割を担っているため、事業場の従業員数が50人を超えると産業医の選任が法律で義務付けられています。(労働安全衛生法第13条、労働安全衛生法施行令5条)

ここでいう事業場とは企業全体の人数ではなく、「○○支店」や「○○営業所」のように、組織上、一定程度独立して業務が行われている場所のことを言います。

基本的に同じ場所にある職場が1つの事業場として扱われますが、同じ場所にあっても明らかに業種が異なる場合はそれぞれを別の事業場と考えることもあるため、注意しましょう。

また、事業場の従業員数が49人以下であっても、産業医の選任は努力義務となっているため、できる限り行うことが望ましいでしょう。

事業場の従業員数が50人以上の企業も49人以下の企業も、従業員の健康管理や企業の安全配慮義務を果たすために産業との連携は必要です。次の項からは宮崎県にスポットを当てて産業医事情や報酬の相場、そして具体的な産業医を探す方法を説明していくので、ぜひチェックしていきましょう。

宮崎県の産業医事情は全国と比べてどう?

では、宮崎県の産業医事情はどうなっているのでしょうか?
わかりやすく項目別に説明していきます。

産業医の人数

2018年の日本医師会公表のデータによると、全国の認定産業医総数は99,799人です。宮崎県の産業医数のデータは2014年のものですが、認定産業医数は696人です。

産業医の数は毎年2000人以上増加しているため、現在は宮崎県ももう少し増加していると考えられます。

従業員が50人以上の事業場

産業医の選任が法律で義務づけられている従業員50人以上の事業場数は2018年総務省統計局の調査によると全国で約160,000事業所、同じく宮崎県でのデータは2014年のものですが約1,000事業所であり、先述した産業医の数より多いことがわかります。

宮崎県を含め、全国的に産業医の重要性は高まってきている中、産業医の数も増加しています。しかし、事業所数における産業医数を見てみると、産業医が全国どこでも簡単に見つかる状況ではないことがわかります。

宮崎の産業医の報酬相場をチェック!

産業医の報酬については、国や都道府県の医師会ではあまり明記されていません。なぜなら、産業医の業務は事業場の規模や業種、産業医の種類(専属や嘱託)、経験年数、勤務日数等でも異なるため、一概に報酬を固定することができないことが大きな理由になっています。

ここでは、あくまで目安として確認しておくと良いでしょう。
産業医の報酬を確認する上で、1番大きな差が生じる「専属産業医」と「嘱託産業医」に分けて、目安を確認していきましょう。

専属産業医

専属産業医とは、その事業場のみに所属し、常勤として勤務する産業医のことを言います。専属産業医の場合、企業と直接雇用契約を結ぶことになるため、他の従業員と同様に週3〜5日で出勤し、産業医としての業務を行うことになります。

下記に当てはまる事業所では専属産業医を選任することが義務づけられているため、事業者や担当者は自社が該当していないか確認しておきましょう。

  • 常時1000人以上の従業員を使用する事業場
  • 有害業務に関わる事業場(労働安全衛生規則第13条第1項第3号に基づき)で、常時500人以上の従業員を使用する事業場
    ※常時3000人を事業場は専属産業医を2人以上選任しなければならない

報酬相場としては、週3〜4日の勤務で年間1,200〜1,500万円程度ですが、先述した通り、事業場の規模や業種、産業医自体の経験年数等でも異なるため、目安となります。

嘱託産業医

嘱託産業医とは、従業員数が50〜999人までの企業で選任が義務づけられており、非常勤で勤務する産業医のことです。

基本的に月に1回のペースで企業を訪問し、必要な産業医業務を行うことになります。日本の産業医はほとんどが嘱託産業医で、普段は医療機関等で医師として勤務している場合が多いでしょう。

報酬相場は、専属産業医と同様に事業場の規模や産業医の経験年数、さらに地域でも異なります。宮崎県では産業医の報酬相場の目安が公表されていなかったため、今回は愛知県医師会が公表している嘱託業医月額報酬の目安を紹介します。

  • 従業員数100人以下  ⇒ 50,000円以上
  • 従業員数101〜200人 ⇒ 65,000円以上
  • 従業員数201〜300人 ⇒ 80,000円以上
  • 従業員数301〜400人 ⇒ 95,000円以上
  • 従業員数401〜500人 ⇒ 110,000円以上
  • 従業員数501〜600人 ⇒ 125,000円以上
  • 従業員数601〜700人 ⇒ 140,000円以上
  • 従業員数701〜800人 ⇒ 155,000円以上
  • 従業員数801〜900人 ⇒ 170,000円以上
  • 従業員数901〜999人 ⇒ 185,000円以上

【愛知県医師会産業保健部会_嘱託産業医報酬の目安より引用】

従業員数が多くなると必然的に対応時間や業務時間も増えることになります。そのため、嘱託産業医が対応する時間が長くなり、報酬も高くなります。

愛知県の公表している文書にも記載していますが、「あくまで愛知県内での目安」としているため、その点は注意して、宮崎県内での詳しい情報が必要な際は、お探しの地域の医師会へ問い合わせをしてみましょう。

宮崎で産業医の研修を受けるには?産業保健総合支援センターへ

産業医は医学的立場から企業や従業員へ指導や助言を行う役割を持ちますが、全ての医師が産業医業務を行えるわけではありません。

産業医は医師免許に加え、従業員の健康管理を行うために必要な医学に関する知識について、厚生労働省令で定める要件を備えたものでなければならないとされています。(労働安全衛生法第13条第2項)

ここで定められている一定の要件とは、以下の通り定められています。

1.労働者の健康管理等を行うのに必要な医学に関する知識についての研修であって厚生労働大臣の指定する者(法人に限る。)が行うものを修了した者
2.産業医の養成等を行うことを目的とする医学の正規の課程を設置している産業医科大学その他の大学であって厚生労働大臣が指定するものにおいて当該過程を修めて卒業した者であって、その大学が行う実習を履修したもの
3.労働衛生コンサルタント試験に合格したもので、その試験の区分が保健衛生であるもの
4.学校教育法による大学において労働衛生に関する科目を担当する教授、准教授又は講師(常勤勤務する者に限る。)の職にあり、又はあった者。
5.全各号に掲げる者のほか、厚生労働大臣が定める者

日本医師会HP(ホームページ)「産業医の要件」より

上記の要件を満たすことで産業医として活動することができますが、産業医には5年に1回、更新が必要で、継続して研修を受ける必要があります。

宮崎県でも産業医向けの研修は産業保健総合支援センターで数多く行われており、法律の改正や時代の変化に合わせて、より役割や責任が大きくなる産業医へ知識や技術、最新の情報等を提供しています。

そんな宮崎県の地域産業総合支援センターが行っている研修会をいくつか紹介していきます。

  • 2022年2月3日(木) 「最近、一年間(令和3年)の産業保健の動向」
  • 2022年2月17日(木) 「職場でのアルコール依存症に対する対策」
  • 2022年3月5日(土) 「産業医の注意すべき中毒」

このほかにも研修会はいくつも行われており、宮崎産業保健総合支援センターのHP(ホームページ)で確認することができます。

参加申し込みは、研修会場で受講する場合はFAXとメールで受け付けており、WEB受講の場合は宮崎産業保健総合支援センターHP(ホームページ)内にある専用フォームより申し込みを行うことができます。

また、宮崎県医師会でもメールで参加申し込みや問い合わせを受け付けているので、確認しやすい方法で行うと良いでしょう。

産業医を探す方法をご紹介!

では、産業医はどのように探せば良いのでしょうか?先述した通り、宮崎県の産業医数は事業所数より少ないため、闇雲に探してもすぐに見つからないこともあります。

しかし、産業医の選任が必要な企業や事業場では、なるべく早く産業医を見つけて、選任したいのではないでしょうか?

結論を述べると、産業医を探す方法は大きく分けて4つあります。

  1. 医療機関へ相談する
  2. 宮崎県医師会から紹介してもらう
  3. 産業医紹介サービスを活用する
  4. 自社の人脈を活用する(知り合いに産業医がいる等)

ここからは、1つずつ具体的に説明していきます。

①医療機関へ相談する

企業で健康診断の契約をしている医療機関があれば、その医療機関へ相談し、産業医を紹介してもらう方法があります。

元々契約している医療機関であれば、企業の業種や勤務形態等の特徴を理解していることもあり、企業のニーズにあった産業医を紹介してもらえたり、連携も行いやすいことがあります。

しかし、前項で説明している通り、全ての医師が産業医業務を行えるわけではないため、医療機関に産業医が在籍していない場合などは、紹介が難しい可能性もあります。

②宮崎県医師会から紹介してもらう

医師会は全国にあり、その地域で働く医師や産業医が登録されています。そのため、宮崎県内で産業医を探す場合は医師会へ問い合わせをしてみても良いでしょう。

ただし、医師会は産業医紹介のみの対応となるため、その後の具体的な業務や報酬については産業医と直接交渉を行うことになります。

産業医の職務や企業の課題、産業保健業務についてしっかり把握している必要があり、さらに、通常の業務を行いながら産業医と交渉を行う場合は、企業担当者にかかる時間や労力の負担が大きくなってしまいます。

③産業医紹介サービスを活用する

産業医紹介サービスとは、産業医が必要な事業場の場所や業種、特徴や課題に合わせて産業医を紹介し、依頼や交渉等も全て行ってくれる仲介サービスです。

全て仲介してくれるため、企業担当者の負担もかからず、産業医選びに悩むことはありません。また、産業医選任後も連携の仲介、法律遵守項目についてのサポート、産業医交代時の新しい産業医の紹介等、産業医紹介サービス会社ごとに様々なフォローを行ってくれます。

仲介手数料が発生するため、他の3つより費用がかかってしまうことが、デメリットとして挙げられるでしょう。

一方メリットとしては、産業医をスムーズに見つけることができる・企業と従業員のニーズに合致した産業医を選任できる、等があります。
これらは、健康で安全に働くことが出来る職場づくりに大きく関わってくるため、企業として検討する価値は大いにあるのではないでしょうか。

④自社の人脈を活用する(知り合いに産業医がいる等)

社内で産業医に関して人脈がある場合、その経由から産業医を選任する企業もあります。産業医選任までの流れがスムーズに行うことができたり、選任後の連携もとりやすかったりする可能性があります。

ただし反対に、紹介者との関係次第では、企業として産業医へ依頼や交渉がしづらくなったり、何らかの理由で産業医交代が行いにくくなったりする可能性もあり、トラブルに発展してしまうこともあります。

自社の人脈を活用する際は、トラブルを回避すべく、紹介者や産業医との関係なども考慮した、事前の慎重な検討・対応が必要です。

宮崎で産業医を探すならエス・エム・エスの「リモート産業保健」がおすすめ!

ここまで産業医について説明してきましたが、「結局、産業医を探すにはどの方法がいいの?」とお悩みではありませんか?宮崎県は全国的にみても、事業所数に対して産業医の数が少なく、見つけやすいとは言いにくいでしょう。

エス・エム・エスの「リモート産業保健」では、宮崎県内の企業様の産業医選任からストレスチェック、産業保健業務に伴う事務作業など、盛りだくさんな業務をトータルサポートします。もちろん、従業員数が50人未満の小規模事業場様も対応可能です。

会社概要

  • 会社名:株式会社エス・エム・エス (英語表記)SMS Co.,Ltd.
  • 本社所在地:東京都港区芝公園2-11-1 住友不動産芝公園タワー
  • 設立日:2003年4月4日
  • 東京証券取引所市場第一部(証券コード:2175)
  • 資本金:22億8100万円(2021年3月31日時点)
  • 従業員数:連結3,001人、単体1,949人(2021年3月31日時点)
  • 企業URL:https://www.bm-sms.co.jp/

特徴

エス・エム・エスは「高齢社会に適した情報インフラを構築することで人々の生活の質を向上し、社会に貢献し続ける」ことをミッションに掲げています。

高齢社会が直面する、
・質の高い医療、介護のサービスの提供が困難になる
・現役世代の負担がより深刻になる
・高齢社会の生活にまつわる困りごとの解決が困難になる
という社会問題に対して次のような戦略的事業領域において解決を目指しています。

特徴

(株式会社エス・エム・エス 事業内容より引用)

リモート産業保健の特徴

そんなエス・エム・エスが運営している「リモート産業保健」は、初めて産業医選任する企業様でも安心で、充実したサポートで皆様から選ばれています。
そんな「リモート産業保健」が選ばれる3つの特徴を紹介します!

安心・手厚いサポートを業界最安値価格でご提供
法令業務対応基本プランは業界最安値の月額3万円からとなっています。内容は産業医訪問・ストレスチェック代行・衛生委員会サポートに加えて、産業看護職による面談や業務のサポートも行っており、産業保健必須業務を全て任せられるトータルパッケージとなっています。
人事労務の業務負担軽減と従業員への充実したメンタルケアを両方実現!
「法律が複雑で面倒…」と不安なご担当者様のために、1名産業看護職が企業担当としてつき、産業医との連携や事務作業、衛生委員会の議事録作成、事前準備、高ストレス者以外のメンタル不調者の面談など、産業保健に関する業務やご相談を承ります。

また、産業医・産業看護職の2名体制での充実したメンタルヘルスケアを行います。高ストレス層だけではなく、メンタル不調者もケアし休職リスク防止に貢献します。

ご意向・事業拡大に合わせてぴったりなプランをカスタマイズ
従業員50人未満へのメンタルケア、従業員数50人以上の法令遵守・メンタルヘルス対策・健康経営のサポートまで、訪問やリモート(Web/ICT活用)を掛け合わせて、企業の課題に合ったプランをご提案・お見積もりします。

「リモート産業保健」における、産業医の紹介はお問い合わせから企業様のご要望に合わせたヒアリングを行い、お見積もり、ご契約の流れで、最短14日以内で紹介が可能です。宮崎県内の企業様で産業医の選任をお急ぎの方はもちろん、ご検討中の方も、まずは1度、資料請求とお見積もりを行ってみてはいかがでしょうか?

まとめ

いかがでしたか?産業医は企業や従業員にとって重要な役割を持ち、これからもますます需要は高まっていくでしょう。

法律を遵守するためだけの産業医選任ではなく、従業員の心身を守り、企業として成長するための産業医選任として、この機会に産業医について理解し、まだ選任していない場合はぜひ検討してみてはいかがでしょうか?