企業情報
Honda車(新車、中古車)の販売及び修理、レンタカー事業、自動車保険代理業、自動車部品・用品の販売、カーリース事業を運営されている。今回は、リモート産業保健の「産業看護職サポート」を広く活用し、新卒採用後の従業員の定着率向上を実現された企業様に、弊社との取り組み内容を伺いました。
導入したサービスプラン詳細
・産業看護職サポート:訪問 1ヶ月に1回、オンライン面談も実施
・衛生委員会の立ち上げ・運営支援:あり
・産業保健に関連する業務代行(書類作成・産業医への日程調整など):あり
導入前の課題から課題解決まで
リモート産業保健を導入する前の課題やお困りごとはどんなことでしたか?
社内で若年層従業員に向けて興味を持つ方が少ない状況があり、若手従業員と中堅従業員とのコミュニケーション不足を感じておりました。従業員間のコミュニケーション不足から、入社1~3年目の若年層、特に新卒1年目の従業員の離職率が高く、急に離職の連絡が来るなど、兆候もないまま離職につながってしまうケースが散見されていたのが課題でした。
リモート産業保健を導入した目的を教えてください。
新卒従業員の離職対策を行うため、リモート産業保健へ相談しました。社内のコミュニケーション活性化を図ることで、若年層の従業員を交えて従業員同士の関心を高めたいと考えました。また、ゆくゆくは従業員へのサポート体制を構築できた後に、健康経営優良法人の認定取得も行いたいと考えておりました。
リモート産業保健を選んだ決め手は何ですか?
もともとは愛知県のホンダカーズの店舗内に臨床心理士が在籍しており、従業員へのカウンセリング体制が導入されていたため、弊社でも同様のサポートを受けられる会社を探していました。人事課として従業員のメンタルヘルス対策について調べていく中で、産業看護職の面談も効果があることを知り、他の類似するサポートと比較検討することになりました。リモート産業保健の方と商談を重ねた結果、より低いコストで自社の望んでいるサポートをしてもらえると感じたため、導入を決定いたしました。
特に、法令順守対応である産業医の選任がすばやくできる点、多くの従業員の面談を実施できる点、必要時に面談の結果を会社へフィードバックしてくれることで、情報連携がスムーズに行える点が弊社にとって魅力的だと感じました。
実際に利用してみた所感を教えてください
人事課としては、従業員の離職率低下のほか、社内の情報連携がよりスムーズに実施できるようになったことなど、リモート産業保健導入の効果を実感しております。
リモート産業保健を利用して得られた効果を教えてください
1. 離職率・離職状況の変化
産業看護職面談を受けている営業職の離職率が20%→0%、FA(フロア・アテンダント)職の離職率が28%→8%に減少した。(2020年度→2022年度実績)
2. 離職リスクのある従業員へのフォロー体制
実際に離職する人について、以前は兆候を把握できておらず、突発的に離職してしまう方が一定数いましたが、リモート産業保健を導入してから、突発的な離職がなくなりました。また、離職してしまう方でも兆候を事前にピックアップすることが出来るようになったため、離職リスクのある従業員に対して会社がフォローを行える余地が生まれました。リモート産業保健導入以外にも社内で新卒者フォローの体制を見直し、取り組んだ成果でもありますが、従業員間で新卒社員に対する意識の変化があったためか、「人間関係が原因で離職したい」という若手社員が減少しました。
3. 在籍従業員からの声
リモート産業保健のメンタルヘルスケアや産業看護職面談を受けている従業員からは、「面談が心の休息の時間になっている」「産業看護職面談があって良かった」と嬉しい声もあがっています。
4. 採用活動への影響
弊社では、採用パンフレットにリモート産業保健の産業看護職面談といったサポート体制について情報を掲載し、就職活動をする学生向けに紹介しています。例年、新卒フォローの部分は、学生から特に相談が多い部分です。また、弊社では就活生向けに先輩従業員との座談会を用意していますが、その中で先輩従業員から産業看護職面談について直接紹介する機会があります。産業看護職面談について紹介をすることで、学生やその家族からも、「そこまでしてくれる企業は少ない」とポジティブなフィードバックをもらうことが多いため、採用活動の中でもよい影響があると感じています。
今後、リモート産業保健を貴社でどのように活用していきたいですか?
新卒従業員のフォローはやはり重要だと感じているため、引き続き手厚いサポートを実施していきたいと考えております。現在、面談フォローを行っている従業員には産業看護職サポートを継続し、面談者への効果検証や継続面談の必要性の可否判断などを行なっていきたいです。また、各拠点のマネジメント層に対する従業員教育が現在の課題であるため、今後対応を検討していきたいと考えております。
まとめ
今回は、リモート産業保健の産業看護職面談を活用することで、若手従業員をはじめとした「従業員の離職率低下」を実現された企業様にお話をお伺いしました。
若手従業員が離職しないためのメンタルヘルス対策を実現されたいとお考えの企業様は、ぜひ弊社へご相談ください。
他にも、リモート産業保健の活用方法についてご紹介した資料がございますので、気になる方はぜひこちらもご確認ください。
企業担当者さまからのコメント
新卒従業員のフォローはやはり重要だと感じているため、引き続き手厚いサポートを実施していきたいと考えております。現在、面談フォローを行っている従業員には看護職サポートを継続し、面談者への効果検証や継続面談の必要性の可否判断などを行なっていきたいです。また、各拠点のマネジメント層に対する従業員教育が現在の課題であるため、今後対応を検討していきたいと考えております。
(土日祝・年末年始・GW休暇は除く)